疲労改善方法 ~前編~ 肉体「全身疲労・局部疲労」

今回より2回に分けて、疲労改善方法についてお話いたします。疲労には①全身疲労、②局部疲労、③精神疲労、④目の疲労、⑤内臓疲労と分けてお話いたしま~す。 先ず今回は肉体疲労について・・・。

①全身疲労について・・・

五目おにぎりのイラスト

しんどい」「だるい」「起床時からだが重く感じる」など、からだ全体に疲れ感を感じる場合は、エネルギー不足の場合も考えられます。その場合は、エネルギー源である「炭水化勿」と、そして摂取したそのエネルギーの代謝を促進する「ビタミンB1」の補給をおすすめいたします。

とうもろこしのイラスト(野菜)

炭水化物を多く含む食品・・・主に主食としているものに多く、ごはん、パン、うどんパスタ等の麺類、おもち、いも類、トウモロコシ、バナナなどです。

ビタミンB1を多く含む食品・・・豚肉、玄米、胚芽米、レバー、そば、魚類、豆類、酵母です。白米を玄米や胚芽米に替える、ビタミンB群を強化した強化米や強化麦等に替える方法もあります。

 

 

②局部疲労について・・・

生鮮食品が入ったダンボール箱のイラスト

「体がつったり、けいれんをする」場合は、全ての代謝の基本である「水分不足」が考えられます。もし水分が十分な場合は、炭水化物、カリウム、クエン酸、酢酸等を補給したいです。特にカリウム不足はけいれんや体のつりが起きやすくなります。クエン酸や酢酸はビタミンやミネラルの吸収を促進します。

カリウムを多く含む食品・・・野菜、海藻、きのこ類、果物など。※カリウムは水に溶けや すい性質で、汗と一緒に出てしまいます。長時間肩らにとどめることが出来ませんので毎食補給する事が望ましいでしょう。

クエン酸、酢酸を多く含む食品・・・属に酸っぱい物です。レモン、オレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類、梅干し、お酢などがあります。

 

〇しかしながら最も大切な事は・・・

アキレス腱ストレッチのイラスト(女性)

東洋医学ではエネルギーの事を「気」と呼んでいますが、「気血循環」が悪くなると、さまざまな不調、病気、又ゲガが起きやすくなりますので、「程よい運動」で全身の循環を良くする事、「毎日の体操」で柔軟な体を維持する事、体のバランスを整える事が先ず心がけて起きたい体の基本です。

森の中を歩く人達のイラスト

自然界はその食品なりのバランスがあり調和しているものです。なので食物はなるべく「一物全体食」がお勧めです、そうすることでは栄養バランスもくずしません。一部分だけを利用すると、栄養バランスを取ることが難しくなります。

次回は③精神疲労、④目の疲労、⑤内臓疲労についてお話いたします。ご期待ください。