東洋医学の五臓とは ① 総論

さて、新年度のスタートはやはり4月! 当瓦版も新企画シリーズ「それホント? 東洋医学の五臓とは?」が始まります。 なるべく皆さんにとって有益な視点で且つ判り易く書きたいと思っておりますので、くれぐれも読み逃さないように・・・。 
それでは、五臓の説明に入る前にどうしても必要な総論から・・・スタート!


東洋医学の五臓とは ① 総論

〇1週間の曜日はこうして出来ている 私達が何気なく日々を送っている日常生活は、1週間単位のリズムで繰り返されていますね。実はここに東洋思想が使われています。東洋思想の根幹理論には、万物万象を2つの性質に分け考える「陰陽論」と万物を5つの性質に分け考える「五行論」があります。  カレンダーの一番左にある「日」は太陽を意味し”陽”を象徴しています。  その右の「月」は”陰”を意味象徴しています。 その陰と陽の配合割合の組み合わせの違いにより出来た物が、その後に続く「火・水・木・金・土」の5つが五行。つまり陰陽と五行を足した「7の波動」で出来ているのが一週間です。

〇内臓ごとに、色が配当されている 

レインボー医学で使用する7色は、この「7」のリズム、7色7種の異なる波動から構成されています。 

当院での施術前には必ず行うレインボーテスト(色彩診断)によりどの内臓のエネルギーが低下しているのか、弱っているか?を診断するのですが・・・。 当院の患者さんはご存じだと思いますが、確認の為、色と五臓の配当について明記します。  青=肝。赤=心。黄=脾・膵。白=肺。黒=腎。

〇広範囲なものに関連する東洋医学的五臓? 西洋医学の意味する解剖学と機能の考えだけではありません。随分意味が異なる物を含みます。  その詳細の説明も可能なのですが、この世の万物を対象としており、紙面も足りませんので、下記の「血液と五臓」以外は、次回から始まる「五臓の各論編」には、いくつか取りあげたいと思っております、ご期待ください。  

 

〇血液に対し、五臓の全てが異なる役割を持っている! 五臓のどれ一つが無くなっても、生きていけない事がお解りになると思います。 ◎先ず心臓は「ポンプ作用」これは判り易い。◎腎臓は「造血工場」骨は腎臓の支配◎脾臓(膵臓)は、「古血の破壊処理と一部リンパ球の産生」と血管外への「漏血防止作用」ですから不正出血にも関係。  ◎肝臓は、血液の大量貯蔵庫で、ここから人体各部への「血液配分指令塔」で、この働きは心臓と思いがちですが…。さらに女性の月経にも関連 ◎肺臓は、酸素と二酸化炭素の「ガス交換」です。  

西洋医学に対して、東洋医学的の考える五臓と関連する物はとても広範囲。 内臓本来の機能以外に、体表面としての部位や、上下、深度、感覚器官や組織、感情、潜在意識・・・多岐にわたり配当されています。