2021/06/19
当院が2022年12月に、阪急淡路駅高架工事及び駅前再開発に伴う区画整理の為、現在地に移転したのですが・・・その移転前の旧施術室での事です。 ある日「時々は、バルサンをまいた方が良い」との妻の助言で、15坪30畳の広さの施術室にいくつかのバルサンをセットした。
部屋を暗くし、おもむろにスイッチを押した。すぐに花火の様に天井に向かって猛烈な勢いで煙が出始めている。
実はバルサンを使うのは初めて、予想外の勢いだ!…
う~っちょっと怖い!
早く部屋を出ないと!…
匂いも猛烈!
早くしないと!
でも、焦ったらイカン!
しかし、早くしないと!
なんか苦しいやんか~!
咽になんかが突き刺さる感じやんか~!
なんとか全てのスイッチを完了。 でも、部屋を出る迄に、更に苦しくなるのが常!。
この場に及んでの忘れ物は致命傷になりなねない・・・早くしないと!
まして靴紐結びをする事などは厳禁だ!・・・早くしないと!
…間一髪、私は逃げるように玄関の出口を走り抜けた!
”はあ~っ、はあ~っ、はあ~っ”・・・充実感と異なるこの息の荒さは何だ?
ある晩帰宅するとすぐに、”今度は自宅に、ゴキ君が出た!”との妻からの通報!…”ゴキジェットで退治せよ!”とのカミの勅令だ。
『天災とゴキ退治は忘れた頃にやってくる』
嫌々ながらも覚悟を決め、目的の部屋へ潜入・・・隠れているだろうと思われる隅に「シュッ」と吹きかけると・・・出て来ましたがな~・・・え~っけっこうでかい!「シュッ、ジュッシュシュ」なかなか逃げ足が速い! あれっ、カーテンに昇ったのかな?「シュッ、シュッ」・・・あれっ・・・なんか、私が苦しくなってきた様な・・・早くしないと!
・・・「シュッ」・・・早くしないと!
・・・「シュッシュッ」・・・これで、こんな所で、こんな事で人生を終えてはいけない・・・あんまりだ!それはないだろう。
『窓を開けてやれば退治できない! 閉めてやるとこっちが苦しく下手をするとゴキ君の前に,私が死んでしまう』
ゴキブリと私の生命力の勝負、命をかけた勝負、デスマッチだ!
なんとか退治し、息を止めながら必死のおもいで二階へと脱出完了~。
もう「フ~ラフラのフ~ラフラ」の酸素欠乏状態だ!。
一瞬であるがこんな事を思った。
もし私がこれで死んだら「戒名には、ゴキブリとか殺虫剤に関する文字が入るのか?」
私は何を考えているのだ。 う~ん、なんか全てが疲れているようだ!
今夜は早く寝たほうが良さそうだ!
『ほんまかいなシリーズ』はHPブログにて月1回程度のペースで発表中。
全部で50作以上のあり得ない実話を集めたノンフィクションシリーズだ。
ブログで以前の記事も是非とも探してみてね~!
by くれい鍼灸整骨院 06-6327-6569