10月のご挨拶・今月の特集 驚異的効果を生む「断食」療法について

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さて、コロナのワクチン接種も人口の過半数を超え、新規感染者がみるみる減少し、ようやく10月初頭より待望の緊急事態が全国的に解除にとなる。

もう以前には戻りたくない、まだ引き続きのマスク着用、うがい、手洗い、そして節度ある行動が必要だ。 シリーズの「東洋医学的内臓編」も残すは「腎臓=黒」のみとなったが、腎の意味する季節は冬なので、冬の一歩手前の次回11月に掲載とした。

 
「暑さ寒さも彼岸まで」10月は本格的な秋の到来だ。

真っ先にやってくるのが「食欲の秋」だ。

そうそう、松尾芭蕉が山形県の山寺で詠んだ有名な句がある。

「静けさや 岩にしみ入る 蝉の声」 実はこの句の秋バージョンともいえる句を発見した。 

それがこれだ!「痩せなさい 腹にしみ入る 医者の声」

今月は、貴方にとても辛い?…このテーマだ。


特集  「断食」 
とても過酷で辛い様に思える断食。

しかし誰でも体調の悪いときは、食欲が落ちるもの…。 

消火器系を休ませ、悪いところに血液を集中させ、早期に治す事が最善と体が判断したからに他ならない。

簡単に言うと「体調の悪い時は、食べないことが最善」を示唆している。

※但し水分は取るべし(水分は、あらゆる体内代謝をスムーズにしてくれる絶対必要な基本的な物質。

咽の渇きは我慢してはいけません)


野生動物達は体調が悪くなると、動くのをやめ「安静」を徹底します。

 

つまり、その間は食事を摂りません。 

ところが沢山食べたほうが悪い所にも多くの栄養が届き、早期治癒に繋がるという考えをすると結果は逆。 
食べた食物をとりあえず消化しなければいけません。

その際に多くの血液とエネルギーを消費します、それも吸収に至るまでには長時間が必要です

。…ということはその消化に費やす間は、悪いところに集めるべき血液が不足する事を意味しています。

つまり、敵が攻めてきた場合…その敵に対抗して多くの兵で立ち向かいたいのですが兵力不足! 本来多くの兵力が有るにもかかわらず、全力で立ち向かえない…という状態。この状態では勝利も危うくなりかねません。
治す為の最善策は、これから食べる食事から得るのではなく、今体内に蓄積されている栄養(血液=エネルギー)を用いる事です。  

体内の早期治癒に大切なのは「内臓の安静」と言う事です。

 

体の根本である内臓を酷使し続けしっかりと休ませない事が、体調を起こす原因になりますので、「断食」は想像以上の劇的効果があります。

でも、一般的には食べない事を長期間行う必要はありません。

凄く疲れた時は食欲も落ちますよね、その際は食べないというような、時と場合により一日断食、半日断食、さらに腹8部、減食するだけでも有効です。

日本に欧米的食事が浸透した事で、病気の数は約2倍になりました。
それまでは、栄養失調はありましたが、病気の数は今ほど多くありませんでした。 
私達の身体は、栄養豊富な食事にはあまり一生懸命に栄養を吸収しようとはしない、でも粗食からは絞り摂るように栄養吸収に努めます。 
粗食で少量な食事でも充分に吸収できる胃腸から理想とする健康体を築きあげます。

〇近年、断食を「ファステイング」として勧める医師達のいくつかの書籍が発刊。
〇淡路島に全国唯一の公的断食道場「五色県民健康村」もあり、時々テレビでも取りあげられています。

この記事をお読みになり、どのように感じられましたか?  …ん!やはり…
「 腹が減っては 戦は出来ぬ! 」で決着をば…しました…か! でしょうね!