今月の特集 東洋医学的五臓シリーズ⑥  ~水性=黒=腎臓・膀胱~

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ごあいさつ 
いや~減りましたね新規感染者。

11月3日の報告書では、東京18大阪36名。

ようやく主要な規制が解除され他。

ほぼお店の営業も平常に戻りました。「パチパチ」

さて、木々の葉が赤や黄色に色づく、四季の中で最もあでやかな11月。今年こそはどこかの紅葉狩りをしたいものだ・・・。

さて、今月はシリーズもとうとう最終回の「黒」「腎臓」のお話です。 腎臓の季節イメージは「冬」だ。
是非いくつかを覚えて「冬の備え」としましょう。

 

東洋医学的五臓シリーズ⑥
~水性=黒=腎臓・膀胱~

〇東洋医学的な腎臓膀胱は西洋医学と同様に泌尿器系に関連しますが、それ以外に、広範な物と関連づけています。

※巻末の表を参照。
 例えば、骨と骨髄です。身体の支え、最も奥、体の芯、体の根本という意味。

腎には、生誕時親からいただいた生命力の火種が宿っている所。

そのツボが腰の中心でベルトラインの後ろにある「命門=めいもん」と言うツボです。この火種を「先天の元気」と言います。 

加齢により腰が丸く曲がってくる事は、生命力の低下をも意味しています。 

尚、「後天の元気」も在り、「消化器系の脾(膵臓)胃」の事で、生きていく為に必要なエネルギーの補給生産の場所です。

〇加齢その他による生命力の衰えは、体に様々な変化が起きます。

尿の不調(排尿困難、頻尿)、白髪、耳が遠くなる、骨が縮み身長が低くなる、骨粗鬆症、目の瞳の中心が白くなる白内障、立位の可能時間が短くなる。脳や生殖器機能等。体温が低下し、寒さに弱くなります。物事に対しやる気が起きない、若しくは低下。

以下、腎臓膀胱の強化例、及び 冬期の注意事項を上げました。
①昼夜の規則正しいリズムの生活・・・これは基本的事項です。

四季の変化に合わせた工夫で自然界に即応した生活を送る。


②適度な運動・・・先ほども腎臓は身体の骨に関係しているので、丈夫な骨を維持するために、運動をして骨に適度な負荷刺激を与えておきましょう。

その中で、基本となるものは歩行です。

毎日30分の連続歩行が出来れば万全です。

両手を少し大きめに振って、少し意欲的に歩くと良い。

靴底は適度な厚みと柔らかさを兼ね備えたものを選らんでください。


③腎臓を強くする食事・・・豆類を食べよう。豆=種、水につけると目が出てきます、つまり生命力があると言う事です。

特に私のお勧めなのが、黒胡麻です。

塩分について・・・適度な自然塩は腎臓を養います。自然塩は絶対です。過剰摂取は×。

 

〇保温対策・・・ 冬は、寒気(寒邪)により泌尿器系の腎臓や膀胱炎の疾患を起こしやすい。 特に守るべきは、足先から足首までの保温。

足の踝の上4横指の所にあるツボ「三陰交」まで覆う長さのある「くつした」がお勧め。

これにより、腰まで温かくなります。


〇冬期は初期動作に特にご注意・・・ 冬は寒気で身体が硬くなり易く、起床時や長時間同姿勢が続いた際は、足先や手の先を「グ~パ~グ~パー~」と屈伸して動くようにしましょう。

その波動が他の部位にも波及し、関節や筋肉がほぐれ循環が良くなり、寝違い、ぎっくり腰等のケガの予防。更に、膝や肩等の関節痛の再発防止になります。

なるべく、同一姿勢をしない、固めない事、体を動かし温かい体の維持に努めましょう。


〇「万物に永遠無し! 始めあれば終わりもある」でも、元気な腎臓を維持し、笑顔で生き生きとした、なるべく長く楽しい人生を歩もうではありませんか!

 〇水=腎・膀胱に関連する、その他の主な項目を列記しました。

五竅 五主 五志 五悪 五季 五支 五液
恐れる 唾(つばき)

 

五穀

五味 五菜 五声 五労 五精
塩味 豆の葉 呻く(うめく) 立つ