2022/10/11
笑いと感動!のドキュメント!ほんまかいなシリーズ 49
~〇〇先生・・・ごめんなさいの巻き~
私の所属団体は「大阪府柔道整復師会」、その中でもさらに・・・
淀川区と東淀川区の会員で構成する「淀川ブロック会」があります。
その「淀川ブロック会」の行事の中で、今は経費削減により消滅したのですが・・・当時は毎年一度の「慰安旅行」がありその参加者へは当会からいくらかの補助金もありました。今回はその慰安旅行でのお話です。
「大型客船で大阪南港発~瀬戸内海横断~翌朝九州の別府へ到着し九州を巡り、帰りは新幹線で大阪に帰還」するというの行程だ・・・
その船内で起こった、なんとも不幸な・・・不運な?・・・予想だにしない・・・笑える・・・ん?・・・とんでもない事件が発生した。
事実は小説より奇なり・・・とはよくぞ言ったものだ。
さて、事件が起こったのは・・・
「九州旅行・・・大分阿蘇湯布院などを巡る旅」だった。
出発は晩の9時頃だったかと思う・・・
大阪南港から大型フェリーで瀬戸内海を西へ横断し・・・
翌早朝に九州の別府港に到着する予定だ。
航海の途中には、明石海峡大橋や瀬戸大橋、そして深夜2時頃に通過する「しまなみ海道のライトアップ」の光景に期待、これは是非とも観ておきたいところだ。
それに加えて、船の甲板の先頭に立ち「映画のタイタニック」のように・・・
飛んでいるような気分も味わってみたい・・・と、密かにもくろんでいたのだ。
だが、入船してすぐには船内散策は許されなかった・・・
乗船するといつものことだが・・・すぐに宴会が始まるのだ。
宴会場所は少し広めの船室だったが、
20人の図体のでかい柔道家の先生で隙間無く埋められた。
多くの先生が、各自肝入りで持参したワインやウィスキーに日本酒そして焼酎等を出してきた。
宴会は延々と続く・・・やがて皆が、ぐてんぐてん状態に。
あれを飲み、これを飲み・・・私ももう限界だ。船内の部屋は二人一組で割り当てられていた。
私は親交の深い「M先生」と相部屋となっていのだが、もうこんな状態になっては、タイタニックもライトアップもあったもんっじゃない・・・
私は船内を一歩も散策する事も無く、フラフラしながら倒れ込むように
割り当てられた部屋にたどり着く。
相方のM先生は、慰安旅行で定例となっているいつものメンバーと、
深夜3時頃まで麻雀だ!なのでなかなか戻っては来ない。
私は、船室のバスルームで入浴を済ませ
しばらくテレビを見入るのだが、このままうっかり寝てしまったら・・・
やはり不用心なので鍵は一応閉めることにして、テレビの続きを観ていたのだが・・・
ところが酒も入っているので、いつしか、とうとう、うっかり・・・
多分すぐに眠ってしまったようだ。 もうこうなったら当然「爆睡」だ!
朝方に何やら物音が・・・”ドンドン~ドンドン”・・・”ん?”
”ドンドン~ドンドン”・・・”ん?” ”ドンドン~ドンドン”・・・”は~?”
何度も・・・ドアを叩くような音が聞こえる・・・とりあえず部屋のドアを開けた途端、
M先生はもの凄い形相でしかももの凄い剣幕状態。
”くれいさんは、ひっどいな~▽〇◆□×〇●・・・
いくらドアを叩いても開けてくれないなんで・・・
ひどい過ぎるわ~・・・●▽〇◆□×〇●・・・”
要約するとこうだった。 私がどうしても開けてくれない・・・
しかし深夜4時ぐらいで他の部屋の人も寝入っている。
それにこの時刻の船内廊下には、当然だが誰もいない・・・
仕方なくボイラー室の中に入り、その轟音のそばで寝たというのだ。
私はこの人生でボイラー室に入った事も、寝たことも無いので、
想像するしかないが・・・そこで眠れたならスゴイ奴だ。
(くれいさんよ、普通の方は眠れないと思いますよ・・・)
もし眠れなかったとしたら、なんとそれは全くもって、かわいそうなお話だ!
ただ、こちらは酒で爆睡状態、
もう体は地下5階ぐらいに沈んでいる・・・
1階からドアを叩いたぐらいでは・・・
そう簡単には起きるはずもない。
眠ってしまった私が悪いのか?
深夜の3時4時頃に帰ってくる人が悪いのか?
それなら、何故に鍵を持って出ない?
と、一応・・・反論案をも巡らせる・・・!
これを交通事故に例えると判りやすいかも・・・つまり立場が違うと双方の見方が違ったりするものだ。
私からすると過失割合は5:5ぐらいかとも思える?でも、M先生はどう思っているのだろう?
彼の剣幕からして、おそらく7:3~8:2ぐらいに思っているのではないか?と予想する、もしかして10:0?・・・。
何故かM先生はその日、私と目を合わすと、いつもの笑顔が無い
”ムスッ”とした表情で・・・私から視線を避けて、そして私を遠ざけ・・・近づこうとしない、
終日まで、ひと言も口をきいてくれなかった。 (・・・当然だ!)
さらに2022年、現代の世界情勢に置き換えてみるとこうだ。
「ロシアの脅威から逃れたくて・・・是が非でもとNATO入りを果たしたかったウクライナの行動」
逆にロシアは、「社会主義と資本主義の緩衝地帯といえるウクライナのNATO入りは、
まるで隣国から自国へ向かってミサイル配備された様な気がする、
それを是が非でも阻止したい・・・」このようなものだ。
(くれいさんよ・・・そんなたいそうな話ではないだろう・・・)
万事に、相手の立場とその後先の展開を考えた行動が大切と改めて実感させられた。
(追伸)
ところがこのM先生、彼は翌日の夕食時の宴会・・・
そして二次会で酔いつぶれ・・自分の部屋に帰る事なく・・・
つまり大部屋で、皆の前で眠りこけていた。
私は、そのM先生の背中に向かって言い放った!
”M先生は、自分の部屋では寝る事が出来ない!という
・・・そんな運命なんやな~!”
この私の格言に・・・昨日事件の全てを把握している・・・
私の前に陣取るT先生は、納得したように・・・
首を縦に往復しながらあざ笑っ・・・いや、微笑んでいた。
『ほんまかいなシリーズ』は全編で60作以上。
あり得ない奇想天外、愉快な実話を集めたノンフィクションシリーズ。
HPブログにも月1~2話程度のペースで追加掲載中。
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by くれい鍼灸整骨院 06-6327-6569