2019/12/01
街にはライトアップが・・・、サンタクロースさんもウオーミングアップをはじめた。
いよいよ今年も残り僅か・・・そう、寒くなると足が冷え膝の調子も悪くなりやすいですね・・・そこで今回は・・・。
中高年からのひざの障害と対策、予防について!
( 昔のおばあちゃんに、膝の悪い人はいなかった・・・これホントの話! )
膝関節にある半月板というクッションは背骨の椎間板と全く同じもの。
場所の違いにより呼び名が違うだけです。
背骨と膝は、特に膝は体重が、まともにかかる構造の為、骨同士がぶつからない様に、痛まないように、保護をしています。 しかし、加齢と共に水分が失われ柔軟性を失い薄くなってしまい座布団の役目を果たせなくなり、骨に一定以上の衝撃が伝わる様になると、種々な障害が起って来ます。
現代人は、膝の悪い人が大変増えました。 何故でしょうか・・・? その第一原因が、本当の地面というものが無くなり、コンクリート、アスファルト、タイル、おまけに階段だらけ、それに自宅でも「たたみ」が減りフローリング、3階まである階段など、全てが硬くなってしまい、衝撃、体重がまともにかかる膝には酷な環境です。
人間の膝はこの環境には対応していないと言えます。これから先何世代もかけてコンクリートにも順応出来る体に、人類は進化していくのでしょうか…?
対策と予防 ①下肢全体つまり太ももから足先までの筋肉の維持と強化。 =つま先立ち運動、かかと落し、ふくらはぎのストレッチも効果があります。
②足の下に柔らかいクッションを敷いてやる事です。つまり敷き革=中敷の追加やクッション性のある靴を履く、自宅では柔らかい床への工夫。
③踵~足先へのスムーズな体重移動した歩行です。 さらに裸足のときは、更に良い予防法があります、それは泥棒さんの歩き方です。 つまり「つま先で歩く」、これが最も歩行音の無い、衝撃の少ない、膝に優しい歩き方で、足先下腿の筋力アップにもなります。 本業の方が近くに住んでる方は、ぜひ1度教わってくださいね…!?
④東洋医学的な教え・・・甘い物の過剰摂取は骨を弱くします。ご注意あれ!
⑤慢性化したものは足先から膝までの保温で血流を良くし症状を悪化を防ぐ事。
新潟のひいお婆ちゃんは満90歳で他界。純和風の生活でもあり、腰は曲がり地面を這う様な感じでした。 しかし、膝は全然悪くありませんでした、正座も得意でした、もちろん和式トイレに毎日またがっていたはず( 見た事が無いので! )
その当時の新潟県は、道路の低舗装率全国No.1。もちろん周辺地域にはアスファルトはどこにも…。
だから近所のお婆ちゃん達も膝の悪い人は一人もいなかった、皆腰を曲げ恐竜のステゴザウルスの様にゆっくりと歩いていました。 現代のおばあちゃんは、背は伸びているけれど膝が痛くて思うように歩けない。 昔と今、どちらが良かったのかな?・・・と考えさせられます。
当院の膝への施術は、損傷組織の違いと症状の違いにより、主に黄色、青色、黒色=(腎、肝、膵)の経絡を使い、足根骨や軸の徒手矯正、テーピング、超音波、レーザーバリ、皮内鍼等を使います。 経過により色が変わってくる事が多いものです。 一般的に1回の施術で楽に帰る事ができますが、安定さす為には毎日続けて治療する事が理想的と言えます。