2020/07/12
笑いと感動 ほんまかいなシリーズ⑯ 西九条のお婆ちゃん後編
「巻き戻し再生・・・」 「大きなないしょ話事件」 「予約時間騒動」
➊ビデオの巻き戻し再生・・・ ある日そのお婆ちゃんは、施術を終えサッパリとした顔にて着替え中またも事件が・・・。
私とおしゃべりしながらお着替えをしていた。順調に作業は進んでいく・・・冬でしたからカゴの一番下にたたんであったオーバーコートをヒラリと肩に羽織った。（そんな表現に値する程にカッコ良くは・・・？）
ところがそこで、８５歳腰が丸く研ナオコの演ずるお婆ちゃんの様な彼女は、ビデオデッキを一時停止したようにピタッと動きが止まった。顔を見ると目が点になっている。そして２．３秒後ビデオの逆戻し再生が始まった、それももの凄い早さでしかも無言で脱ぎ始めた、そしてついに一番最初まで巻き戻したのだった（当たり前だ）。原因はこうだ！冬用のラクダの下着シャツを脱いだ際、なんとそれを一番下のコートの下に潜り込ませたから･･･。
➋大きなないしょ話事件・・・この○○お婆ちゃん、内臓は元気なのですが、腰が曲がっているので腰痛と両膝変形
性関節症で通院したいた。耳が遠いのです・・・加えて内臓が元気。このような方は声が大きい傾向があります。
私が助手の当時、施術室はベットが無くて、ふとん１０枚敷いてあった、つまり１０人同時に施術が可能でした。
〇〇お婆ちゃんは部屋の角の所で施術をされていましたが、それと対角線の隅で体重１００㎏越える膝の悪いＢさんが施術を終え歩き私の目の前を２．３歩歩き出していました。 ○○さんは、浜ちゃんと会話中でした。口調はないしょ話なのですが、私のいる対角線まで聞くつもりでなくとも聞こえるハッキリとした声の大きさで “あのな～あのな～～大きな声ではいえんのだが～！・・・あの人、ゾウみたいやな～！” その直後、Ｂさんの足はピタッと止まった！
➌予約時間騒動・・・私が西梅田で開業してからのお話です。○○さんは私が西梅田で開業後も当院へ通院していました。予約制です。時間になっても来院しない、連絡も無い、具合が悪くなった？・・・途中で何かが？…あったかも知れません？。
そこで自宅に電話をしてみることに・・・。黒電話のダイヤルをまわす・・・呼び出し音がルルル～、ルルル～、程なく声が聞こえてきた！“はい、○○です”・・・と元気な声が聞こえる・・・ん！？ 「〇〇さん、今１０時半なんだけど、予約１０時半だったよなぁ～」・・・
“うんそうやぁ～！ だから今から家をでんねん！だから今から出よう思うてなぁ～！”・・・
私「〇〇さん、いやぁ～そりぁ～アカンやろ～！〇〇さん、そうやないやろ～あのさ～わかるかな～（とても不安）・・・よう考えてみぃ～予約時間って・・・○△□×◇・・・・○△□×◇・・・・ＸＹＺ▽・・・・◉●□△・・・・■◇♭√＝」
まだまだありますが、この辺でおしまいだ。
※事実は小説より奇なり” 全てがノンフィクション（実話）！ 当院では、ＨＰのブログにて、月１～２回程のペースで、『ほんまかいな！シリーズ』として投稿しています。