2020/09/29
(9/25現在)私の自宅の近所では、毎晩コオロギや様々な虫達がのど自慢をしている今日この頃・・・いや、カラオケバトルかな? 今世界の人口はどんどん年々増加の一途。日本の食糧自給率も先進国では最低クラス、中でも穀物の殆どを輸入に頼っている状態だ。なんとかしないといけない。そこで今回は新たな食糧を求め考えられている大本命のタンパク源の食材がある。
~人口増の未来へ朗報?新食材「昆虫」~
さて、タンパク源の「牛」「豚」などの飼育には、大量の水と飼料が必要だ。
タンパク質1㎏生産に要する飼料は、鶏で2.5㎏、豚で5㎏、牛で10㎏だ。ところが昆虫なら1.7㎏と実に効率的だ。
しかし、はたしてそのお味は?・・・「ファーブル昆虫記」によると「バッタ」をバターと塩で炒めると、ザリガニの感触と焼いたカニのような匂いで高評価受けたらしい。
さらに、無印良品が今年5月に発売した「粉末コオロギ入りせんべい」は、なんと「えびせん」みたいでおいしいと生産が追いつかない状態らしい、ホンマかい~?
他に、「コオロギ粉末入り~だしパック」を発売した企業もある。
食材としての歴史・・・
①旧約聖書には「イナゴ」が記述。(左写真=イナゴの天ぷら)
②四国の「イナゴ、バッタの天ぷら」は有名で、患者さんが持参しものを食べた記憶が・・・。※私の体験記「ほんまかいなシリーズ」にも登場しているぞ!(右写真=生きた生きた殿様バッタ)
③国連食糧農業機関(FAO)の報告では、現在も世界で1900種が食糧として活躍中との事だ。
④1919年の日本国内調査で、セミやゲンゴロウ等55種の食用記録が、残っている。(下の写真=セミの幼虫の素揚げ)
漢方薬との関係・・・
「冬虫夏草」はガの幼虫に寄生したもの。
「消風散」はセミの抜け殻を利用した皮膚炎の飲み薬だ。
過去の日本では、「蜂の子」の大ブームも記憶にある。「私、虫なんて絶対いや~・・・」でも気がつけば「蜂蜜」「ローヤルゼリー」「プロポリス」を食べて・・・。
もうすでに研究と養殖を始めた・・・徳島大や弘前大等と手を組んだ企業達。
「私たちの食卓と虫」は今後ちかづいていくのか? 今後の展開をムシできない! (・・・あっ、決まったな!)
※野生の昆虫には、寄生虫などの危険も考えられる為注意が必要との事だ。
(参考文献 2020.09.16 読売新聞)
〇近い未来、「元祖 昆虫料理専門店~あわじ~」とか開店しているかも? 最初に開店した店は「元祖」を名乗ることが出来るぞ~!、話題性も抜群だ。そう今なら間に合う!急げ!
また、そのメニューは「昆虫のフルコース」だ。
初めてその店に行く日には、ハラハラドキドキ、そしてワクワク・・・ん?
さらにいつしかスーパーの店頭には、ずらりと並ぶ「おいしそうな昆虫」の料理が見られるかも・・・ん?