ほんまかいなシリーズ 62 ~落とし物・忘れ物・・・の巻き~

涙と感動! 笑いと哀愁 ウソのような私のドキュメント!
ほんまかいなシリーズ 62
~落とし物・忘れ物・・・の巻き~

ある日の事、私は交番にい居た。 

交番の警察官=”どこで、落としましたか?”

私=”いや~、それが判ったら落としていない~”と明確に答える

(なにが明確だ!)

”じゃ、いつ落としましたか?” 

”気がついたのは、3日前なのですが~”

”何時頃に落としましたか?” 

“あの~、そんなの判るはず無いでしょ!それが判ったら、落とした時に拾ってますよ” 

いつ何処で落としたか判っていたら、そもそもここに居ない・・・なんか、だんだん腹が立ってきた。

 

”じゃあ~一万円札は、何枚入っていましたか?” 

”さあ~ハッキリとは判りません?” 

”じゃあ、千円札はどれくらい?”

”さあ?”  ”硬貨は?”  ”さあ?”
さあ~ばっかりで、とにかくこの様に話しがサッパリというかほとんど進まない、会話が続く。


”じゃあ~カードは?”
“これだけは、だいたいは把握しています。〇〇と□■と・・・・だろうと思います”
やはり、あやふやな事に変わりは無い。

それ以来、財布の中身には一応注意を払うようになった。

だが人間というもの、何かに気を取られた時や「それを忘れた頃に、忘れ物をする」(格言だな)

ある日の昼ごはん時、財布が無い事に気がつく・・・。
その日の朝、コンビニで買い物をした時が、最後だと記憶している。
たしか、小物を置けるカウンターが付いていて、そこに財布を置いた事を・・・そこに忘れた事を確信する。

 

そこで、コンビニに行くも、朝とスタッフが入れ替わっていて、ハッキリとしたことが判らない・・・。
翌日、店長さんと電話で話す事が出来たが ”知らない” という。
いや違う、日本の治安やマナーの良さは世界一。

日本での落とし物の7割は、無事戻ってくる事に、世界の人々は感心している。 そう、だいたいは次のお客さんが、忘れた財布を見つけコンビニに預ける・・・日本人とはそういゆうものだ。

私が、”そんなはずは無いと思う・・・”と伝えても・・・こんな答えが返ってきた。

”もし、たとえ当店のスタッフが取ったとした場合でも、その犯人は、私だとは絶対に言わないだろうし・・・”

(ん?なんか違和感・・・)

もしかして、交番に届いているかも?と、東淀川警察本局に行きその事を話したら、

先ずは以前の交番と同じ様なやりとりをした後だった。 

その係員の表情が変わり
”そんなには~入っていませんよ” と言い出した。

そう、届いていたのだ!

見せられたものは、まさに私の財布。 

なんか違和感を感じながら中身を確認する、カードはそのままだ、良し! 

ところが、一万円札と商品券の枚数が、妙に薄い
皆半数程度に抜き取られ少なくなっているではないか・・・
半分抜いた後届けるのか~?でも諦めるしかない!忘れた私が悪いのだから・・・。

教訓:買い物する際は手から財布を絶対に離さない事。 

親切な「ここに置いてください カウンター」は、だいたいが一段下にあり、視界から消えるのだ。 
なので一瞬たりとも財布を置いてはいけない。

 

特に他に荷物があったりした際はくれぐれも注意が必要だ。 
買った商品に注意、意識が行きがち・・・だが何より大切なのは、様々なカードが入っている財布だ。 

携帯アプリでの支払いが増えた現代だが・・・現金やカードでの支払いした後は、
商品を受け取るより「先にカバンか胸のポケットに速やかに直行させる」という法律を作っておこう。

『ほんまかいなシリーズ』はHPブログにて、月1回程度のペースで発表中。
全部で60話以上の、あり得ない実話を集めたノンフィクションシリーズだ。 
ブログで以前の記事も是非とも探してみてね~!
by くれい鍼灸整骨院 06-6327-6569