2021/03/16
私が中学生の頃、母が夕食の仕度をしていた。とても親孝行な私は、今晩御飯のおかずの「天ぷらを揚げるお手伝い!」 その時だ、突然「ドドーンッ」と地響きがした。
この大きさは、かつて経験のない感覚・・・『これは、すぐ近くに絶対、雷が落ちたな!』私は確信した。
このままではいられない、すぐに行動だ!「少年くれい探偵」は、颯爽と自転車にまたがり捜索を開始。
(あれっ、天ぷらの手伝いは・・・?)
実家の【堀越】集落は全部で220~240件ほど。マンションは全く無い、万が一の誤解の無きよう一応のご報告。 さて、落雷地点はすぐ近くと推理したのだが、以外にもかなり離れた所だった。 そこは私の親戚のお豆腐屋さんの裏、その田んぼを隔てた所。そにそびえ立つこの集落最大の杉の大木だったのだ。
それもなんと縦方向に見事なまでの真っ二つ! これはもう「雷様の薪割り」だ! つまり「半分は直立し、残り半分は田んぼに根元から倒れていた。 加えてまだ落雷の余韻が・・・煙というか?湯気ような物が立ち上っていた」まさにその時の物凄さを物語っていた!
圧倒的な自然界の力をまざまざと見せつけられた。 もしこの場に居合わせたなら?まして大木が倒れてくるとは誰が想像できようか…? それにしても、この巨木さんは部落の避雷針として、その身を挺し家々を守ってくれた。 真に「ご神木」であった(合掌)
(教訓)①所詮人間は、自然の驚異にはかなわない。逆らわない事だ。 自然と共生し利用し、その恵みに感謝し暮らす事が、健康はもちろんあらゆる意味で最良の生き方だ。 ②ピカッときた身を低くする。くれぐれも「最も大きな木には逃げない事」だ。
『ほんまかいなシリーズ』はHPブログにて月1回程度のペースで発表中。全部で50作以上のあり得ない実話を集めたノンフィクションシリーズだ。 ブログで以前の記事も是非とも探してみてね~!
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