2021/03/28
弁当を忘れても、傘は忘れるな! 裏日本の新潟はとにかく雨が多く、度々集中豪雨に見舞われる。水害はあっても水不足は聞いた事が無い。新潟には日本一長い信濃川がある。次に大きな阿賀野川、これも全国で5番目ぐらいの大きな流域面積を誇る。実家もこの阿賀野川流域だ、他に沢山の大河がある、イコール沢山の雨が降る地域という証拠だ。
それは忘れもしない…二年連続の新潟県の北半分に集中豪雨による水害だ。「昭和41年7月17日(下越水害)と翌年の昭和42年8月28日(羽越水害)」こんな事がはたして2年連続で起こるものなのか! その雨量はもの凄く「果てしなく広い田園地帯の道路が水に埋まり全く消え、一晩で大海原と化した。黄色に染まった刈り取り前の稲穂までもが全く見えない!
さて、水害で溢れた水が引き出した3日後は夏休み最終日だった。全く濁ったままの巾50㎝ぐらいの近所の小川から「60㎝級の大きな黒い鯉」が何匹も・・・、「色鮮やかなニシキゴイが・・・」、次々と網の中に入るではありませんか~! まるで泥の中から見つけだした”ダイヤモンド”だ!
私達が「わいわい」やっていたら…今度は、なんと!お腹の透き通った…
そうです!「内臓が透けて見えるシースルーの熱帯魚」が網に入った。 それだけでない「全身が朱色の鮮やかで立派な金魚」や「黒い出目金」まで登場だ。
その理由は・・・どうやら7~8㎞離れた山の麓の村「ツベタ集落」が濁流による土砂崩れが発生したのですがその家の水槽や池の魚達と予想出来ます。
被災直後のも関わらず、そのありえない光景に、その後2.3日は小川を囲んで「子供達の大はしゃぎ」が続きました。
水害のおかげで私も含め近所の子供達には、まれに見る大興奮の出来事であった。(ごめんなさい)
『ほんまかいなシリーズ』はHPブログにて月1回程度のペースで発表中。 全部で50作以上のあり得ない実話を集めたノンフィクションシリーズだ。
ブログで以前の記事も是非とも探してみてね~!
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