2021/07/06
ごあいさつ 梅雨開けはいつか? そうなると夏も真っ盛り、冷めたい物が欲しくなる季節だ!
まあ今年の夏は、自宅でテレビにかじりつき、まもなくスタートするオリンピック観戦と言う事になろう。
冷たい物をあまり沢山取り過ぎると胃腸を壊し、夏バテとなる。
今回はその消化器系に関係するお話だ。
特集 東洋医学的五臓④ 土性=脾臓(膵臓)・胃=黄色
※イラスト=膵臓の外観。
胃の後ろに膵臓、その左奥に並ぶ脾臓、五行では土性で、陰は膵臓と脾臓(二つをを併せて考えます)、陽は胃。 消火と吸収、代謝作用に関係し「後天の元気」と呼ばれ、生後は命を繋ぐ最も大切な臓器とされています。土性は五行で中央という意味があります。
〇東洋医学的な脾の生理的な作用…①運化…飲食物と水分の代謝吸収に関係。病理変化は食欲低下、倦怠感、筋肉の無力化、水腫。
②昇清…栄養を全身に運搬する、内臓の位置の安定化。
③統血…機能の低下は、血便、血尿、皮膚出血、全身の不正出血の防止に関連しています。
〇思…精神作用の中で、考える事に関係しています。考え過ぎは脾(膵)を弱めます。 又脾臓が弱くなると、考えても考えても結論が出ず、いわゆる「取り越し苦労」という状態に陥りやすくなります
〇口、唇に関連…脾は口に開竅(かいきょう)する、涎(よだれ)は脾の液…消火器系に関係するので、その消化器系の入り口である口と唇に関係します、
〇脾胃は気血生化の源…この不調は食欲がなくなり肌肉が痩せてきます。
〇脾(膵)は湿気が苦手…湿度高い雨の多い時期は、全身が重く感じ倦怠感や、膝などが悪い場合は湿度が上がると、体調が悪くなり関節が痛くなったりします。特にこの脾(膵)の経絡が弱いと顕著に現れます。
今は真に梅雨の真っ最中で、1年で湿気の最も多い時期。
土用と言えばウナギを食べる7月下旬が有名ですが、本当は季節の変わり目は皆、土用の時期があり雨が多く湿気が多くなります。
土=脾臓(膵)・胃に関連する主な項目を表にしました。
五竅 | 五主 | 五志 | 五悪 |
五 支 |
五液 | 五穀 | 五味 | 五菜 | 五果 |
口 | 肌肉 | 思慮 | 湿 |
乳、 唇 |
涎 | 栗 | 甘味 | 葵 | なつめ |
〇黄色●で治療する病気…糖尿、脾臓、膵臓、胃、腸など消化器系全般。筋肉の麻痺性疾患。痔脱肛。リウマチの筋肉部の改善。肉に関連するのでケガの修復、手術の後遺症としての手術痕の通気。
〇消化器系と筋肉に関連する、脾(膵)胃は、黄色に関連します…
適度な黄色の補給は、気分を明るくリフレッシュさせ、チャレンジ精神を高めます。
清々しく、活動的な気分で行動出来、コミニケーション力、想像力を高めル効果があります。
又、肉体的には筋肉の活性化、消化器全体の能力向上作用があります。
可視光線の両端の赤と紫、そのほぼ中間に位置しする2つの色…つまり明るくポジティブそして食欲を増進させる黄色と、安定化と調和の色である明るい緑。さらに黄色の補色(反対色)である涼しい青を加えると素晴らしい波動が生まれる。
あなたも、これらをうまく使い健康的にそして快適に、この夏を乗り切ろう!