2021/10/04
もう15年以上前から、私の休日は箕面のウオーキングが慣例になっている。
阪急箕面駅の近くに車を止め、箕面大滝終点のつづら折りの道2.8キロの道のりを約30分かけでの散歩だ。
四季折々に木々、草花の変化に全く飽きることが無い。
又、この滝道では、これまでに様々な動物達とも遭遇している。
サルはもちろん、イノシシと正面で睨めっこ.
黄金色のテン(イタチの仲間でしっぽが太い)、
山の斜面にはシカの親子、
箕面川には青サギ、白サギ、カモ。
石垣の間からトカゲ、小雨の天気には沢ガニが滝道を横断…。
夏期から初秋にかけては、オニヤンマが悠々と滑空する、
他に羽黒トンボ、シオカラトンボ、赤とんぼ等が飛び交い…
ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、カナカナゼミ達が合唱している。
竜安寺の横のを流れる川には、5匹ほどの鯉が泳いでいた、
その中にはニシキゴイもいた。
でも、度重なる大雨による増水の度に逃げられて、
その度に新しい鯉を放流していたのだが、
残念な事にとうとう…ここ数年は放流しなくなってしまった。
一度こんな瞬間を見たことがある。
それは、なんと川の中に立つ白サギが視線をジーッと魚が来るのを待っている。
その後、水面を少しも乱す事無く「チョン」と魚を捕らえた瞬間は実にお見事。
まさに「白サギの巧みの技」だった。
又、この滝壺には主がいるのだ。
ここに天然記念物のオオサンショウウオが生息しているのをご存じだろうか?。
ある日、ほぼ垂直に切り立った大滝の濡れた岩肌を・・・、
何を思ったか? 懸命に登ろうとしているのだ…
しかし途中まで来ると「ズズズ~ッ」と
すべり落ちてしまう。
あきらめず果敢に数回も挑戦!を繰り返す。
…で、結局はあきらめたのだが…。
普段の彼らは、石や岩に擬態してそうそう動かないのが常だ。
サンショウウオの滝登りの光景を観ることができたのは非常に珍しい。
さて、ある日箕面大滝からUターンして、いつものように龍安寺の上層にある
「弁天さん」の参拝そして「下層の仏さん」を参拝するのだが、
そこには人間達にそして私にもなついたこの寺のアイドル?
看板娘?いや看板猫チャンがいる。(「ニャー子」と一方的に名付けた)
ある日、その「ニャー子」が私の元へやって来て、私のズボンの裾(すそ)に背中を当てたかと思うと
すぐにゴロンと横になった。どうやらナデナデして欲しいようだ!だいぶ疲れが溜まっているのかもしれない…
なのでさっそく施術を開始!…すると、なんとも気持ち良さそうに目をつぶっている
「そりゃそうだろう~私はその手のプロだから」
ところがだ!
いつまでやってあげても一向に起きる気配がないのだ!
…なので “今日はこれで終わり~!”と
「ニャー子」に施術終了を告げた。
さらに、こんな事も…。 ある日「ニャー子」が何かをくわえて私の方に近づいて来た。
よく見ると、なんとまあ~ビックリだ!
口にはモグラの赤ちゃん?を、甘噛みしているではないか!
そして私の足元に来ると、そのモグラの赤ちゃんを、ポトリと口から離し目の前に置いたのだ!
又してビックリだ!…この間のお礼なのか…?
「いや~、私は食わんぞ~!」
私も初めて見る「生赤ちゃんモグラ!」その顔はヤリのように先端に行くほど細く尖っていた…これぞ顔がドリル、まさしくモグラの顔だ!
そして朝日を浴びた体毛はツヤツヤして光沢があり、
その姿にモグラといえども、その”きれいさ”に感動した。
さて体が自由になった赤ちゃんモグラ=「モグチャン」
は猫におしりを向けヒョコヒョコと逃げようとする。
…だが、なんせ苦手な地上だ、スピードがない。
…すぐに「ニャー子」が行く手を塞ぐ!…
するとクルッと向きを変え反対側に逃げようとする…
すると再び「ニャー子」が前を塞ぐ…。 これを何度も繰り返していた。
でも「モグチャン」を食べる気は全くなさそう…
「ニャー子」は遊ぼうとしているだけ?なのだが
「モグチャン」にとっては恐怖で迷惑、チョッピリかわいそうだ。
大阪の宝~箕面公園と箕面大滝!
そして四季折々の花が迎えてくれる「勝尾寺」とセットもグッド!
あなたも時々、訪れてみては…?