2022/04/09
信じられないが、ホントにあった愉快なドキュメント!
ほんまかいなシリーズ 39
~六甲アイランドプール事件の巻き~
( 水着nお尻に穴が・・・沈んだままの先輩先生の救助 )
1988年のバブル期。私が阪急淡路駅前似て開業。
私が開業に際して大変お世話になった2人の先生と合わせた仲良し3人組。
その後、いつも休日は色々な場所に共にして、本当に楽しく遊ばせていただきました。
その2人の先生には、今でも厚く感謝しております。
物語は阪神淡路大震災が起こる前、
時は「バブル景気絶頂期の頃」で、何もかも派手で豪華。
その時の流行の服は、肩パットが入り異様に横に広く、
今思うと男も女も同様に、江戸時代の武士の「肩の広~い、あの装束」そのものだった。
女性は、厚いパット入りの肩広ジャケットに、ミニスカート。
男性は、同様の肩に、ダバダバのズボン。頭はチリチリのパンチパーマだった。
さて、場所は「六甲アイランド」のすぐ海の横に出来た「アオイア」という大型のプールを中心とした大人気の商業施設。
なんとスライダーが低速、中速、高速仕という3つの仕様で、ウォータースライダーは50本(世界最大)上の写真のクネクネ全てが、スライダーなのだ。
周りを流れるプールは全長740m(日本最長)という大規模施設。外観は、沢山の足のある、そう「蛸=たこ」の形に似ていた。
5,000円という高額の入場料ながらも、年間およそ200万人の入場者で関西を代表する大人気プール…バブルならではの作りだった。
※この阪神淡路大震災で、施設は土地の液状化が酷く壊滅状態となり、その後の再建はされる事はななかった。
バブル当時は、すべてにおいて「その年の流行」があって、
水着も同様「もう翌年には着る事たがわず!」という感じ。
形は「ハイレグ」で超露出度が高く、若い娘の中には、程度の差があるが、この写真のようにサイドはウエストまで切れ上がり、お尻も完全露出の様な人が沢山いた。
この水着は、ウエストラインからすべて足の様な錯覚があり、足がとても長く見える効果もあった。
さらに、男性の異様なグループも印象的だった。それはボデイビルで上半身だけが異様に筋肉隆々とした軍団。
その筋肉をワザと誇示するように肩を怒らせて「カッポ」していた。
しかしその上半身に対して、下半身は貧弱なままで、あまりにも人工的で異様過ぎるアンバランスな上下の筋肉には閉口した。
さてさて、私を含めた仲良し3人組の私たちは、かつてないジェットコースターにでも乗ったかのような、もの凄く速スカッとした気分になれる「高速スライダー」に魅了された。
ところがだ、あまりの高速、数回滑った後感じたお尻の熱感が…滑り終えた後にお尻りに手を当てたら…
”え~っ” なんと穴が開いているではないか!
そう水着が熱で溶けて穴が開いたようなのだ…水の中で焦げた?
“換えの水着なんか無い…どうしよう…”
結論は、穴はさほど大きくはない…まあ~小さい…?
ので、知らんふり作戦を装うことにした。
しばらくして気づいたのだが、三人の中で最も年上、私より13歳程歳上の先生だけが、まったく滑っていない…。
私たちが勧めるも、嫌がって滑る気がない様だ。
どうやら怖がっている様にも思える?
せっかくここに来ているのに…滑らなかったらもったいない…
そして、私はその爽快感、こんなに凄い素晴らしいを何度も連発して伝えた。
その甲斐があって、ついにその「O先生」も、初滑りを決行するに至る。
その勇姿を見届けようと、出口の下で待っていた。
ところがだ!その先生…出口に「ドボーン」と落下する様に出てきた
…まではいいのだが…そのまま水の中で横になったまま、動かない…。
全く起き上がろうとしない、その気配がしない…数秒経過し…”えっ…これはいかん” 急いで、O先生の所に駆け寄った。
O先生は、仰向けにプールの底で・・・沈んだままの状態で・・・気絶したまま…力なく波に揺れ漂ってる・・・。
すぐに先生の体を起こしてあげて…一命をとりとめることが出来た”ほっ”
後で先生が云うには、”途中で、ぐるぐる体が周り、何が何だか判らなくなった”そうだ。
どうやら途中で、意識を失っていたようだった。
そのO先生は、座った目で言った。”もう二度としない”
やはり、13才ぐらい年上の先生へ、気乗りしないのに無理に勧めた事を、深く反省をさせられました。
『ほんまかいなシリーズ』は全編で60作。あり得ない奇想天外、愉快な実話を集めたノンフィクションシリーズだ。
HPブログにも月1~2話程度のペースで追加掲載中。
ブログで以前の記事も探してみてね~!
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